これからの時代に差がつく「3つの力」と「一気通貫思考」
書籍 図表1-2「価値の循環」・図表1-3「本書におけるマーケティングの定義」をもとに作成
書籍 図表1-5「マーケティング思考力を構成する3つの力」をもとに作成本書では、売り込まなくとも価値が循環する仕組みをつくることを、マーケティングと定義しています。時代が変わっても廃れない思考力を、次の3つに整理して解説します。
①顧客理解力
顧客のニーズや課題を捉える
顧客の言葉・行動などさまざまなデータを活用し、顕在ニーズや潜在ニーズ、抱えている課題を捉える力。
②戦略設計力
誰にどの価値を届けるかを決める
競合や代替手段、自社の資産、事業を取り巻く変化と重ね、何を優先しどこへ資源を集中するのかを決める力。
③企画構想力
実行可能な企画をつくる
商品やサービス、価格、届け方、伝え方など具体的な企画を立てて実行し、事業成果を生み出す力。
大切なのは、これら3つの力を行き来しながら「つなげて使う」ことです。
顧客にとっての価値と、事業成果が両立する関係を続けていくために、経営・事業・マーケティングに一本の筋を通します。
一気通貫思考
経営の方向性から顧客の反応・成果までを一本の筋でつなぎ、施策を事業成果へ結びつける考え方です。
書籍 図表1-39「一気通貫思考」をもとに作成1
経営の方向性
どのような企業を目指すのか
2
事業の目標
どの市場で、どんな成果を生むか
3
マーケティング戦略
誰に、どの価値を届けるか
4
マーケティング戦術
商品、価格、届け方、伝え方
5
顧客の反応・成果
売上や利益の変化、現場の問題
顧客の反応や成果をもとに、企画・戦略、そして前提まで戻って見直します。
戦略設計を支える7つの考え方
考えたいことに合わせて、環境分析から市場戦術までを行き来します。
書籍 図表1-13「戦略設計を支える7つのフレームワークの位置づけ」・図表1-31をもとに作成環境を捉える
PEST
政治・経済・社会・技術の変化を捉える
5Forces
新規参入・供給者・買い手・代替・業界内競争
VRIO
経済価値・希少性・模倣困難性・組織
戦略の流れ
SWOT
機会・脅威と強み・弱みから論点を見つける
3C
顧客・競合・自社から選ばれる理由を考える
STP
注力する顧客と選ばれる理由を定める
4P
価値を商品・価格・届け方・伝え方に具体化する
企画を考え始める2つの視点
アイデアを探す前に、どこに目を向けて考えるかを決めます。
書籍 図表1-33「企画を考え始める2つの視点」をもとに作成